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2011年09月15日

Tao塾通信 No17 2010/8/15

【遊ぶものは神である。神だけが遊ぶことができた】

これは白川文字学の白川静さんの有名な言葉ですね。
真の意味は、白川文字学の入口の扉に手をかけたまま、
難しそうだなぁ・・・さて開けようか?どうしようか?と
立ちすくんでいる状態の私にはわからないのですが、
この言葉そのものが、とっても好きです。

人は遊ぶと神と繋がる。内なる神と繋がる。
【遊び】はゆとり。鞄も着物もタンスなどの家具も
遊びがあるから、壊れない。使いやすい。
ギリギリに作られていたら、すぐに壊れる。
人も心に遊びがあれば、切羽詰まっても
乗り越えられるかもしれませんね。

昔、友人のOさんが聞かせてくれた話。

「切羽詰まって、にっちもさっちも行かなくなって
 実家に行きました。親に、もう八方ふさがりだわと
 愚痴をいったら、父が、こう言ったんです。
 おまえ上は見たのか?下は見たのか?」

素晴らしいお父さまだなと思った。この話、大好きです。
どこか、落語の氣配を感じる。

楽天の極意は、起こることすべてを信頼すること。
でも、それには、どのくらい多くの視点から、物事を
見ることができるか・・・ですよね。
1つの視点からしか体験を見ることができないと
ほんとうに辛いですよね。

かつて、私の最初の師匠である伊藤守さんが
参加者の両目をふさぐように
マジックインキを横向きに目に押し当てて
こんな会話をしていました。

伊藤さん 「今、何が見える?」
参加者  「マジックインキです。」
伊藤さん 「そうだ、マジックインキだ。
      おまえの人生はマジックインキだ!」

そして、今度はそのマジックインキを
ちょっとだけ参加者の目から遠ざけてこう言う。

伊藤さん 「今は何が見える。」
参加者  「マジックインキです。」
伊藤さん 「それだけか?それしか見えないか?」
参加者  「後ろにあるボードが見えます。伊藤さんも見えます。」

マジックインキをずっと遠くに持って行って、また訊く。

伊藤さん  「今は何が見える?」
参加者   「部屋が全部見えます。」
伊藤さん  「マジックインキは消えたか?」
参加者   「いえ、あります。今もあります。」
伊藤さん  「じゃぁ、今、おまえの人生はマジックインキだけか?」
参加者    首を横に振る。

マジックインキは消えないけれど、視野が拡がると
マジックインキ以外がみえてくる。そしてマジックインキは氣にならなくなる。
ヒプノシスやTao塾の個人セッションにきてくださるかたも
「問題はそのまんまなんですが、すでに問題じゃなくなりました。」と
笑って帰って行く姿を何回も見ています。

リラックスすると
体験や出来事を、いろいろな視点からみる力がでてくる。

リラックスする方法は、一人一人違います。
ヨガにエステに温泉。ドライブをする。畑仕事にゴルフ。
漫画を読む。美味しいものを食べる。お酒を飲む。
歌う。踊る。話す(放す)。霊氣にヒプノ。そして瞑想。

もちろん日常生活で誰でもができる共通のリラックス法もあります。

◎息を吐く。
息を吐けば副交感神経が活性化します。ため息でもオッケイ。
記憶違いでなければ、屋久島の、山縣良江さんという助産婦さんは、
妊婦さんに歌を歌わせて出産させていました 
 *あがた森魚さんのお母さんです。
「ぽっぽっぽ、鳩ぽっぽ」を吸う息では歌えない。音がでない。
歌を歌うときには必ず吐きますから。試しにやってみる?
出産じゃなくてリラックス法としての歌。
♪あ~私の恋は~、南の~風にのって走るわ~♪
氣持ちよく吐けます。青い珊瑚礁。

◎笑顔をつくる・・・・心からじゃなくて運動神経で笑顔をつくる。
(もちろん自然に心からの笑顔になれたら、それは素晴らしい!)
笑顔をつくれば、身体が勝手にストレスがさがる方向に向かいます。
吐く息に笑顔を併用すると、かなり効果的。
笑顔で青い珊瑚礁。ついでに踊るという手もある。

◎言霊  音霊や言霊の波動でリラックス。
 アファメーションでも、【ひふみ】でも【ありがとう】や
 【愛しています】でも、自分の心が喜ぶものや、
 ワクワクする言葉や文章をノートなどに常日頃書いておくといいですよね。
 このメルマガを送らせていただいている方々のなかには
 携帯電話を活用したり、twitterを利用したり
 いろんな方法で言霊をいかしているかたがたくさんいらっしゃいます。
 是非、簡単で素敵なアイデアがあったら、教えてくださいね。

Tao塾通信はにえかわかよこのTao塾のメルマガです。
【Miracle of Love】は
 日常生活でできる地に足ついたスピリチュアルな遊びや
 その時々の思いを
【サン・ジョルディの贈り物】は
 私にとって面白かった本を紹介しています。
Tao塾通信には、もちろん、その時々のTao塾のスケジュールものせています。
ご希望のかたはinfo@taojuku.comにご連絡ください。
聴いたこと、読んだことは、それが1秒前であっても
面白そうだと人に話す・・という癖があります。エピソードの原典やバックの理論など、まったく知らずにです。
ということで、もし、Tao塾通信のなかで話されたことに間違いを発見したり、エピソードの原典をご存じだという場合には、是非教えてくださいね。
 
 

投稿者 kayoko : 2011年09月15日 16:22

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