【霊氣と私】

霊氣を最初に知ったのは、霊氣ティーチャーである友人からのシェアでした。
その時は手当療法として受けとりました。
誰でもリラックスして手をふれれば、癒しのエネルギーが流れると思っている私は
霊氣という特殊な形式に興味がありませんでした。
講座でもタッチングというタイトルで、
お母さん同士の身体的なふれあいの実習もよくやっていましたし、
野口晴哉先生の提唱する愉氣が好きでした。

楽しい氣(愛)を流せば、ヒーリングが起こる。
愉氣の治療士をつくるより、母親たちに愉氣を伝えて愛するもののヒーリングを
その人たちの手にゆだねた野口先生の考えかたが好きでした。

ところが数年後にヒプノシスのセッションをやるなかで、
突然『霊氣をやりたい』という氣持ちが芽生えました。
霊氣ティーチャーを探そうと思っていたら、古紙のリサイクルでまとめていた紙のなかに
OCEANというところの霊氣セミナーのチラシがありました。
見ると数年前のもので、どうしてそれが、突然出てきたかわかりませんでした。
ソハムという霊氣ティチャーの顔がとても優しくて「この人なら大丈夫」という思いがわいて、
すぐに連絡しました。夫にその話しをしたところ、
以前は「霊氣なんてやらなくていいんじゃないの。」と言っていた彼が
「霊氣いいんじゃない。それにソハムは知り合いだよ。
 彼のワークが良いかどうかは僕は知らないけれど、
 彼は人間的にはとてもやさしい素晴らしい人だよ。」と言いました。

これがゴーサイン。

ソハムとのマンツーマンの霊氣セミナーは、瞑想のように心地よいものでした。
ファーストディグリーの後、指を切ってしまい、良い機会なので試しにちょっと霊氣を流し
あとでちゃんと薬をつけようと思っていました。
ところが切った時には、かなり傷がはっきりしていたのに、いくら探しても切った傷がみつからない。
これをビギナーズラックという。
私の行く道が間違っていないときに、宇宙はこういうイタズラをよくします。

ソハムとのセミナーの前後に私は何冊もの霊氣の本を読みました。
たくさんの人からの情報のなかで、自分が納得する考えかたを選択するのが私のやりかたです。
それでも、霊氣って何?という質問の答えで「なぁるほど!」と
私の身体全部の細胞が同意するものはありませんでした。
それは今もかわりません。
それにもかかわらず霊氣は私をこの16年間ずっとサポートしてくました。

セカンドディグリーは、心配性の私をその心配から解放してくれるとともに
たとえ遠く離れていても愛する人たちの苦しみや痛みに対して、
いつでも自分はなにかできるのだという喜びを与えてくれました。
野良猫にも、遠隔で霊氣を送り続け、怪我や病氣が治っていると
「もしかすると多少は霊氣が役立ったかも」と嬉しくなりました。

サードディグリーは人生そのものを宇宙にすべてゆだねる選択をさせてくれました。
自分だけしかできない・・・というのがあまり好きではない私は
他の人にも霊氣ができるようになってもらいたくてティーチャーの資格をとりました。
それでも霊氣セミナーを受けないと霊氣はできない!と断言はしたくないのです。

誰でもが元々霊氣のチャネル(通路)です。
セミナーを受けなくても通路そのものは誰にでもあります。
それが自然のうちにとても綺麗に開いているひともいるし、
いろいろな人生のなかで閉じてしまっている人もいます。
大概の人たちは閉じてはいないけれど掃除が必要な通路の状態かもしれません。
リラックスして感謝の氣持ちのある人は、霊氣の通路が広いことが多いように感じます。
ヒプノシスと同じで霊氣セミナーでアチューンメントすることで
その通路が最大限に開き、あなたのなかを光が通るたびに、
ますます魂との繋がりが深まり、あなた自身の輝きがますのだと思います。
そしてシンボル(図形)やマントラ(真言)は、その魂とのコミュニケーションを
より簡単にそしてスムーズにしてくれる力強いツールです。

【霊氣の歴史】や【霊氣とは何か】は、ソハムや上野正春氏に教えていただいたことや
たくさんの本からのうけうりです。それでも、私が「それは心にしっくりくるなぁ」と
感じられた考えと信頼に足る情報だと思えたものだけを書いてあります。
そのうち科学が追いついて霊氣というものの正体を教えてくれることでしょう。

ちなみに氣功と霊氣を同じとする説もありますが
違うとすれば、氣功は日々の練功によって外氣功も遠隔治療も自己実現もしていきますが
霊氣はアチューンメントとシンボル・マントラによって、
氣功のような大変な修練なしでも、そのすべてが可能であるということでしょう。