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2009年09月02日

Tao塾通信 No5 2009/5/24

【Miracle of Love】
 
 ◇今日はちょっと禅?

 かつて教育委員会なんかでリラクセーションするときに
 たまに江戸時代の禅師・白隠慧鶴和尚の*『夜船閑話』にでてくる      
 【軟酥鴨卵】をやることがありました。
 すごく怪しいリラクセーションなのに
 みんな、とても喜んでくれて、そしてよく寝てくれました。
 白隠さんは、自分自身が心身ともに病んだときに
 白幽という仙人から〜今でいうサイモントン療法のような
 イメージワーク〜【軟酥鴨卵】と【内観法】を教えてもらって
 治癒したそうです。26歳のときでした。
 そして自分の弟子たちが同じようにノイローゼや胸の病にかかると
 この方法を伝授したそうです。
 白隠さん自身、かなり厳しい師匠だったらしい。
 
 白隠和尚が言うことにゃ、「この軟酥鴨卵を根氣よく続ければ
 病氣は治癒し、すべての修行がうまくいき、
 何事も成功する」そうです。
 引き寄せですよね。実は内観法も、引き寄せのルールに従っています。
 病氣に意識をむけないで、完全なる健康体である本来の自分=仏・神に
 意識を向けるのが内観法。

 ☆今日のMoLは白隠和尚のイメージワーク軟酥鴨卵☆

 酥とは飛鳥時代から用いられていた乳製品のことです。
 いろいろな説があって定かではないのですが
 酪農の【酪】が牛乳に熱を加えたものを表し、
 その酪から【酥】を作ります。
 酥には生酥と熟成した酥があり、
 その熟成した酥から最上級の醍醐ができる・・という順序だそうです。
 醍醐はもちろん醍醐味の元になった言葉ですよね。
 ということで酥は練乳・クリーム・バター・チーズと
 いろいろに言われています。(みんな受けうりですが。。。。)
 まぁ、柔らかい生キャラメルのような乳製品と思ってください。
 そして、その酥のなかに仙人のつくる秘薬やハーブ、
 そのほかありとあらゆる高貴で香りの良い秘薬を混ぜて
 卵のような形にしたものが【軟酥鴨卵】ということです。
 では、一緒にイメージワーク【軟酥鴨卵】をやってみましょう。

 *まずはすべての秘薬が入っている
  鴨の卵の形の柔らかい酥をイメージのなかで頭に載せます。
  (鶏の卵よりは、ちょっと大きいようですよ。)
  その軟酥鴨卵が、あなたの身体の熱氣によって溶けはじめます。
  温かくて良い香りのするバターのような秘薬が
  頭の上から後頭部・顔~首・喉~肩~背中と胸~
  皮膚を通して内臓~腰からおなか~両足・・・と
  ゆっくりゆっくり流れ降りていくのをイメージします。 
  自由にイメージをふくらませてください。
  あなたのなかにある、もういらなくなったものはすべて
  この軟酥の香油によって溶かされ、流され、
  足の裏から地面へと消えていきます。  
  身体の不調な場所には、とくに丁寧に軟酥の香油を流します。
  軟酥に含まれた秘薬によって、すべての不調が癒されていきます。
  心のなかの不安やモヤモヤも軟酥の香油が洗い流してくれます。
  その氣持ちよさを、心ゆくまで味わいます。

 このイメージワークでリラックスしてからアファメーションを唱えたり
 引き寄せたい未来のビジョンを描いたりすることもできます。
 もちろん、このイメージワークだけでも心身の健康に
 役に立ちます。
 江戸時代の仙人からの贈り物を楽しんでみてください。

  *『夜船閑話』の参考文献 
    白隠禅師 夜船閑話        
         伊豆山格堂著     春秋社 
 
    白隠禅師ー健康法と逸話      
         直木公彦著      日本教文社

    白隠ものがたり 夜船閑話に寄せて 
            おおいみつる著    春秋社

    帯津三敬病院の帯津先生も『白隠禅師の気功健康法』
    というタイトルでDVDつきの本をだされたようです。
    残念ながら私は未読です。
  

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聴いたこと、読んだことは、それが1秒前であっても
面白そうだと人に話す・・という癖があります。エピソードの原典やバックの理論など、まったく知らずにです。
ということで、もし、Tao塾通信のなかで話されたことに間違いを発見したり、エピソードの原典をご存じだという場合には、是非教えてくださいね。

投稿者 kayoko : 2009年09月02日 20:58

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